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2024年1月 ムーサの招きか

  窓から差し込む光に誘われて、窓辺に佇むと、見事な満月、言葉にならない言葉が口許からこぼれると、指先は月光に、身体は月影に和し、独り舞い・・・

 年頭より、国内では天災、人災、さらには様々な問題が切りもなく連動し、同時に自身の研究も佳境に入り、寸分刻みの生活は変幻自在、臨機応変の様相を呈していた最中・・・

 2,3年前のことが先週のこと位にしか思えない日々に遭遇した月影、ムーサの招きか、つい体が動き始めてしまったのも、むべなるかなと思われました。

 

                     2024年1月某日

2022年3月

  今月は小休止

 

  Adieu la guerre !ーpour tuujours

 戦争よ、さらば! 永遠に

 

                              2022 3/31

 

 

「橋本ルシア フラメンコ舞踊研究所」について

 現在、「橋本ルシア フラメンコ舞踊研究所」に於けるレッスンは行っておりませんが、飽くまでもこの場所(高円寺)での教授活動は終了したということに過ぎません。この新型コロナ禍での教授活動は社会的責任としてもしばらくすべきではないと判断したことによります。

                                  2021年9月

2020年のお知らせ

※最近は、カテゴリー「メッセージ」を使うより「コギト/日々の思い」を使うことが多くなりましたのでそちらの方をご覧ください。

2019年のお知らせ

〇5月17日、「火焔の王ー欠史八代の謎を読み解くー」が発売されました。

一切の既説とは異なる、画期的なグローバル古代史。実在が疑われ、論争になっているいわゆる欠史八代。これまで被葬者とされてきた箸墓の主の正体を端緒に、トヨと孝安の驚くべき出自を論証。倭国の王暦の初期をいろどる神武と欠史八代の諸王の実像を明らかにする。さらに、上記氏族の歴史的由来を、シュメール、大月氏国の崩壊などから根源的に考察し、氏族の末裔、仁徳とタリシヒコ"聖徳太子"の実像をあぶり出すと、そこに立ち現れたのは、物部守屋討伐事変の深層、そして太子を暗殺した意外な人物だった。その男に帰因する太子の最後の実子が背負った苦しみの十字架とは?

 

〇「火焔の王」の読者の皆様へ

     ー正誤表ー

P32  7行 符号→符合

p37  8行目 思燁のふりがなシプ→サヨ

p39  6行目冒頭の「た」→だ

P52  14行  不随→付随

p60  9行目 『北史』高麗→『北史』高麗・新羅

P131 後ろから3行目 符号→符合

p178 5行目 ?平→削除 ?=ジョウ (アップすると漢字が消えます)

P229 1行 貫例→慣例

 


 

〇 今年1月10日より、「フラメンコ、この愛しきこころ」がアルス選書の新装改訂版として発売されました。

 

 

 

 

2018年のお知らせ(1)

6月23日 「動乱296年ー箸墓伝説が物語るものー」を書き上げました。これから出版の準備にかかります。

8月8日  上記原稿は、仮題「火焔の王」として出版する予定です。

 

12月27日 「フラメンコ、この愛しきこころ」の新装改訂版がアルス選書として2019年1月10日より発売開始となります。気になっていたところも直され、初版とはまた違った趣の表紙となっています。

 

2017年1月1日

 初詣では スタジオにてボウモアの四方拝  愉快。

2016年1月1日

Vaya  en paz !

力強く生きましょう。

2015年のお知らせ(1)「スペイン語圏から見た世界」

 すでにお知らせしたとおり「日本ースペイン交流400年」の一環として「フラメンコの魅力とは何かーフラメンコの音楽と踊りの特質」と題して来る2月28日新潟国際情報大学で講演を行います。

2015年 明けましておめでとうございます。

庭のレモンの木が

数えきれないほどの実をつけています。

自然はたくましく美しい。

私たちもがんばりたいと思います。

 

                         2015年1月元旦

2014年のお知らせ(3)「日本ースペイン交流400年」

 2014年は日本ースペイン交流400年。これを機に「スペイン語圏から見た世界」と題してスペイン文化圏の奥深い世界を味わってみようという企画です。

〇2014年11月22日 「スペイン語圏の文学の魅力」 

竹内文彦氏(東京大学大学院総合文化研究科准教授)

〇2014年12月20日 「ラテン系アメリカ人のアートと政治」

新津厚子氏(カリフォルニア大学ロサンゼルス校客員研究員)

〇2015年1月24日 「ラテンアメリカの大衆文化と音楽」

石橋純氏(東京大学大学院総合文化研究科教授)

〇2015年2月28日 「フラメンコの魅力とは何かーフラメンコの音楽と踊りの特質についてー」※

橋本ルシア氏(フラメンコ舞踊研究所主宰、フラメンコ舞踊団代表)

〇2015年3月14日 「世界をスペイン語圏から見る意味ー植民地化と脱植民地化の世界政治」

佐々木寛氏(新潟国際情報大学国際学部教授)

 

 以上が予定されている講演内容です。

 

 

                                                                                                       2014年11月8日

2014年のお知らせ(2)公開講座「フラメンコの魅力とは何か」

 2015年2月28日 新潟の大学の公開講座で「フラメンコの魅力とは何か」と題して講演を行います。

 (詳細は追ってお知らせします。)

                                                                                                            2014年9月5日

 

2014年のお知らせ(1)ーフラメンコ舞踊研究所研究公演Vol.23ー

 

2014年5月11日(日)

橋本ルシア フラメンコ舞踊研究所 研究公演Vol.23

  koen-vol23_r.jpg


セシオン杉並

  open 17:30 start 18:00

  入場料 3500円

 

 

 

 

 

 

 五月のへレスはハカランダの咲き乱れるもっとも美しい季節です。この時期に、咲き誇るその紫の花

に思いをはせつつこのような会を今まで以上の盛況のうちに終えることができたことを感謝しておりま

す。また、フラメンコを愛し、la vida(人生)のなかでフラメンコ舞踊が重要な位置を占めてきた人たち

改めて確認できたことも回を重ねてきた成果であると思っています。特に、今回の会ではこれまでの

積み重ねが一気に現れてきたような人も何人かいて、今後が楽しみとなりました。

 

2013年11月

 最近、メールアドレスが不正利用されていたという報告がありました。現在は問題ないそうですが便利なものというのはやはりそれなりの危険が伴うものですね。皆さんも気を付けて下さい。

ー2013年10月のお知らせー

 厳しい時代となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。私の方は今まで通りのライフスタイルで日々を生きております。少し時間が経ってしまいましたが来年2014年5月11日(日曜日)に「橋本ルシア フラメンコ舞踊研究所 研究公演Vol.23」をセシオン杉並で行うこととなりましたのでそのお知らせをいたします。また公演が近づきましたらチラシなども載せお知らせします。ここまで楽しみながらも真摯にフラメンコ舞踊に向き合った人たちの成果、新人たちの「初心」をご覧いただければと思います。

 20年程前からなぜ「発表会」とせず「研究公演」という名称にしたかというと、あまりにも周囲の「発表会」が私が想い描いてやっていることと違っていたからです。今でこそ多少周囲も変わってきましたがそれまでの「発表会」というのは曲をただ順番にやっていくだけで、曲と曲の間も長く、その間にもう知り合いが出ないとなると観客は帰ってしまうというのが通例でした。今思えば、私は常に規定の枠内には収まりきれず、「街のお師匠さん」という柄でもなかったのでしょう。だからと言って今後もこの姿勢は変えるつもりもありません。

 2011年震災後の研究公演から2年、また皆様にお会いできる日を楽しみにしております。

                                            2013年10月吉日

                                                                                                     橋本ルシア

2012年7月 東京

 このような時代であれば尚更、心身の管理が重要な意味をもってきます。頭の中は放って置けば環境の変化によって体以上に過剰に反応して、体の反応を無視して突っ走ってしまいます。自律神経をバランスのいい状態に置くにはやはり自分に合った運動が必要になってくるでしょう。どのような運動でもよいと思いますが、自分自身をいい状態でキープするためにもそれは欠かせないと思います。フラメンコなどは体を動かしながら喜怒哀楽の感情を素直に表現できるという意味では精神衛生上から見てもその効果は計り知れないものがあると思われます。指導者の才量にもよりますが、フラメンコというのはプロになるならないなどとは別に社会的に厳しい状況であればあるほど「面白くなる」芸術でもあるということです。この際、自分自身を鍛え直し、この社会に立ち向かえる強靭な肉体と精神をフラメンコを通して養ってみるのも一つの方法でしょう。私の主宰するフラメンコスタジオに10年以上通っている人達に共通しているのは、フラメンコを自身のライフスタイルにしっかりと溶け込ませながらも、社会的にもきちんと仕事のできる人たちばかりということです。またそういう人たちしか現実的には長続きしないのが現状です。彼らはどのように状況が厳しくとも、それに立ち向かえるほどに強く、心地よい納得できる人生を送っています。 彼らに¡Salud!

2011年の終わりに

 今年は、ある意味で大きな変動を余儀なくさせる萌芽を植え付けられた年でもあったと思われます。私自身も例外ではありません。このサイトを作ってもらった2004年からも実に多くのことが私の中を通り過ぎて行きましたが、気が付けば早いものでもう7年の歳月が流れていました。今までに私のサイトにアクセスした方は114500人を超えるそうですが、その多寡については私には分かりません。今後もやむにやまれず湧き上がる思いだけを頼りに突き進んで行こうと思っています。皆様も、誰のものでもないほんとうの気持ちを大切に精一杯生きられることを切に願っております。

                                                    2011年12月

                                                          橋本ルシア

ー被災地の方々へー

 東北地方太平洋沖地震、並びに福島原子力発電所事故の被災地の方々に対して、その余りの被害の大きさに言葉もありませんが、心よりお見舞い申し上げます。

 観測史上最大の震災に、今なお茫然自失の日々を送られているのではないかと思われますが、こういう時こそ人それぞれが試される時でもあります。亡くなられた方々のためにも、私たちはさらに強く生きなければなりません。

 今できることをさせていただきたいという思いで、僅かではありますが研究公演の収益の一部を義捐金としてお送りしたいと思います。

                                                   橋本ルシア

※5月9日に東北大震災の義援金として収益金の一部を「国境なき医師団」(日本)に送りました。

ー2011年ー

kenkyukoen.jpg〇 2011年4月23日(土)   セシオン杉並

橋本ルシア フラメンコ舞踊研究所

 研究公演 Vol.22

<出演者> カンテ 大橋範子 柏山美穂

 ギター 金田豊 

  踊り  研究生一同

開場 18:00   開演 18:30

  ¥3500 

※インフォメーション等については、その都度HPに流しますのでご覧下さい。

 〇雨天にもかかわらず大盛況の内に終了することができました。これもひとえに皆様のご声援のたまものと思っております。ほんとうにありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしております。

                                               橋本ルシア

 

※5月9日に東北大震災の義援金として収益金の一部を「国境なき医師団」(日本)に送りました。


                                                              

※「フラメンコ、この愛しきこころーフラメンコの精髄ー」の読者の方へ


 誤植、校正ミスの箇所については改訂版を出版する時にと思っていましたが、できるだけ
早くお知らせしたいという思いは出版当初より強くありましたので、この紙面を借りてお伝え
します。

            誤                正

P48.12     西パリーリー語     →   西パハーリー語
P52.4      テルモピレーの戦いの覇者 →  テルモピレーの戦いの覇者クセルクセス1世の父 
122.4          氷川  →   永川(ながかわ)
P179.4                 同上
P188.4                 同上          
P192.8      戯れ(たわむれ)女   →    戯れ(ざれ)女
P209.6      『フラメンコのルーツ』  →  『ラ・カンシオン・アンダルーサ(アンダルシアの歌)』 
P226.8      フラメンコの母      → フラメンコの歌の母
P232.10    フラメンコやギター    → フラメンコギター
P240.2     「42年とする説もある。」の文章の次に、以下の文章を挿入する。
       “ただ、ベガ氏は、近著「フラメンコ・エン・マドリッド」で、セヴィージャ
       の店はオープン当時ショーを入れたという記録がなく、記録に残る最初
       のカフェ・カンタンテは1846年、マドリッドのアルカラ通りの「カフェ・セル
       バンテス」である。と訂正している。”
P270.10    メルチョーラデ・マルチェーナ → メルチョーラ・デ・マルチェーナ
P274.12    ホアン・マジャ・“マルテーロ”のあとに「や ホアキン・アマドール」を入れる。
P274.14    “マローテ”  → ホアキン・アマドール
P277.11    ウエット → ウイット 
P329.13    鷲田清一 (せいいち) → 鷲田清一(きよかず)
P332.12    イベロ・ケルト → ケルトは取り、イベロのみとする。 
P332.14    フェニキア → フリギア
P338.10    空ひろく → 空ひろびろ
P347.4      さんしゅう → さんしゅゆ
P348.5      清一(せいいち)  →  清一(きよかず)
P359.6      la unit → la nuit
p376.1      ルチェロ → ルチゥロ
p378.4      その言葉自身が → その言葉の存在自身が
p397.12    小海永二 ロルカ像の探求 舷燈社 1984 → García Lorca obras completes.
p404.7      63A.Larrea,El Flamenco en su Raiz,1974 →63A.Larrea,El Flamenco en su Raiz.
               Editora National 1974.
p404.7      La Cancion Andaluza → La Cancion Andaluza 3Vol.
p404.9      Guia del Flamenco Editora National → Guia del Flamenco,Editora National

                               

                                             橋本ルシア

 

※濱田滋郎氏(音楽評論家)の書評についてはカテゴリ「information」のp2に全文掲載。

 


 

橋本ルシア 「テアトロ ライブ」の舞台を観て

〇 “深海に漂う一輪の赤い花”

 それは私の知るフラメンコの踊りとは大きく違っていた。「能」のように切れ味が鋭く、驚くほど寡黙。激しく床を踏み鳴らす魂の舞は、狂おしいほどに観る者のこころを揺さぶり続ける。それが、舞踊家、橋本ルシアさんの舞である。その舞台に接してから、すっかりフラメンコの魅力に取りつかれてしまった。  (「産経新聞」 鳥居真里子氏の文章より)

 

〇ーいよいよ純度を増していくへレスの味は、ブレリア・デ・へレスの歌い比べ、弾き比べで熟成の時を迎える。それを完成させたのが、橋本ルシアのファルーカだ。さきほどのシギリージャ・イ・マルティネーテとは全然別の、研ぎ澄まされた気合い。闘牛士が牛の気配を感じて動くように、そのとき聴こえた音に反応しながら創られていく。一期一会のファルーカを観た。 (月刊「パセオフラメンコ」より)

 

〇ほんとうに素晴らしかったです! かなり昔、妹がプロのフラメンコ・ダンサーでしたので、一時はフラメンコをむさぼるように観ましたが、最近は何故か遠のいていたので、久しぶりにホンモノを満喫させていただきました。                 (映画監督/女性)

 

 〇おおう、と感じる何かがあるかどうか。とどのつまり、フラメンコはそういうものではないかと思う。毎週通った橋本ルシアのライブに目からウロコを落して早27年。今夜のシギリージャに「おおっ」と反応した私は、当時からポテンシャル全開だったルシアの満足できるひとつの到達形をそこに観た。彫りの深いコントラストから立ち昇る"華やかな暗黒"は真摯さのみにとどまることなく、とてもチャーミングだった。 (「月刊パセオフラメンコ」 小山雄二氏)

 

〇 橋本ルシアさんの踊りからは、以前、「能」を観たときや、山海塾の舞踏を観た時に覚えたような衝撃と感動を感じました。指一本でステージの空気感を様々に操ってしまうような卓越した表現力は、本当に素晴らしいと思います。         (デザイナー /女性)

 

 〇とても素敵でした。斬新的でびっくり、表現力に魅入られました。やはり、すごい!! (公演をインターネットで知って)

 

〇素晴らしい会でした。ルシアさんの舞は、あたかも神と交流している巫女かとまがうほど、異次元の出来事のようでした。踊りの表現力って限界がないのですね。 (60代 女性/編集者)

 

〇 今回はいろいろと目からウロコが落ちた。橋本ルシアさんはますます神懸りというか、なんというか、決して飼いならされない何かを感じました。 (編集者/男性)

 

〇本当にスペインの風が吹いてきた様な舞台でした。ルシア先生、すごいオーラで、神と交流しているように見えました。完全に踊りそのものになられていて、普段は普通の動きをしているところが、もはや想像できません。            (40代女性/音楽家)

 

〇やっぱりルシア先生はスゴイ!     (30代女性/絵本作家)

 

〇今までもルシア先生の踊りは拝見していますが、今日は今まで以上に見とれてしまいました。圧倒されました。近くにこんなに素晴らしい人がいるって、本当にすごいことだと思います。本当に素晴らしかった。自分一人で観たことがもったいなくて、悔やまれます。次回はもっとたくさん人に観てもらいたい。知り合いを首に縄を付けてでも連れて行く。   (60代男性/デザイナー)

 

〇ずっとこの感動をお伝えしたかったのですが、本当に素晴らしい舞台でした。フラメンコはもちろん、他のジャンルの舞台でもかって感じたことのないような魂の震えるような感激を覚えました。特に、橋本ルシアさんが紫色の衣装で踊った曲(シギリージャ)は、あの場で表現しているものが胸に迫ってきて涙がでました。    (セラピスト/女性)

 

 〇新宿文化センタービルで踊るルシアさんを拝見したのは20数年前になる。3年間のスペイン滞在から帰りフラメンコを描こうと思ったのが最初の出逢いであった。以来、フラメンコに接する機会は多いが、ルシアさんの踊りは何か違うものを持っている。内面の激しい気迫・情念はクワドロの粋を突き破って踊っている。哲学的思考を持ちながらその気負いを感じさせない。そして、その踊りの中に宿命的ともいえる民族の悲しみを見る。私にはそう思えてならない。或いはその中にデュエンデがひそむのかも知れない。(画家/小松欽氏の文章より)

 

○「産経新聞」掲載の鳥居真里子氏の橋本ルシアについての文章。

 

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