〇富山から「スバラシイです。」という便りが届いたのは、9月末のことでした。便りの主は、富山在住の芸術家の女性で、妙な縁をきっかけとして、友人となった方ですが、私の「火焔の王」という書を富山の書店ではどうしても見つけられないので、送って欲しいということから、急きょ、配達が最速と思われるアマゾンに、知人を通じて(というのも、私はアマゾン利用者ではないものですから)配達を依頼したという経緯があったわけです。2,3日で届けられた「火焔の王」を彼女よりも先にお読みになったのは、工芸美術家の夫君の方で、上記のように感想を述べられた後に、「貴女はスバラシイ友人をお持ちでよかったですね。」とおっしゃったそうです。
100年後くらいには一般に理解されるようになればと覚悟していた私には驚きの言葉でした。しかも、かつての越の一角である富山の方の評価ですからなおさらです。フラメンコに関する書を上梓した時と同様に、人々は私の予想以上に聡明なのだと信じられる瞬間でもありました。
10/28
〇今なお終わりの見えない、激甚台風災害に苦しめられ続けている被災者の皆様のことを思うと、本当に胸が痛みます。できるだけ早い、再生復興の日の訪れを、心から願っております。
10/24