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2019年9月

 

 古代史の真実を探る旅は非常に楽しくもあり、厳しいものもありましたが、この界隈に巣くう怪しげな者というのは他のジャンルよりひときわ多いというのもこの領域の特徴でもあります。それは知を必要としない、寄せ付けないカルト的盲信そのものが蠢いているからと言えます。そのようなものには一切興味もなく、関わりたいとも思わないので一線を画しますが、今回上梓した「火焔の王」は、歴史をクリティカルにとらえることで新たに浮かび上がってくるものがどのようなものなのかを具体的に提示しています。

 世のため、人のため、そして何よりも自分のために書き上げたのですから、今はもう思い残すことはありません。すべて出版されれば全8巻になる原稿は、秘かに私の宝といたします。しかし、「正当な」質問についてはいつでもお答えするつもりでいます。

 

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